2019年より(公財)共生地域創造財団で行ってきた台風19号支援。
その活動のひとつに、買い物支援がありました。
財団の行う買い物支援は2つあり、
利用者のニーズにあわせて「買い物同行支援」と「買い物代行」を行ってきました。
その台風支援も2023年3月をもって終了となったため、
財団からの独立とともに、買い物支援を引き継ぐ形となりました。

しかし、わたしたちブレスユーは2人体制のため、直接的かつ定期的な支援が難しいことから、
地域のボランティアさんによる買い物支援を継続できる仕組みづくりを行いました。

しかし高齢者が多く、且つ広いエリアをボランティアさんだけでカバーするのは困難であるため、
もうひとつの作戦として取り組んだのが「移動販売」です。

いわて生協さんでは、東日本大震災以降、現在でも買い物支援の一環として移動販売「にこちゃん号」の運営を行っています。
震災から長い時間の経過とともに、その社会課題とも言える買い物困難者への支援の必要性は、
より明確なものになっていると共通認識を持っています。
そのため、いわて生協さんとタッグを組み、東日本大震災や台風の甚大な被害に遭われた山田町田の浜地区において、いよいよ移動販売が開始されることになったのです。

およそ1年をかけて協議と検討を重ね、
やっとの思いで田の浜のみなさんの新たなコミュニティの場をご用意できるなんて、
ほんとうにいわて生協のみなさんには感謝しています。

◎販売スタート 10月25日㈬ 10:10~
◎場所 田の浜地区 防潮堤前
※ 今後は毎週水曜の同時間から11:00頃までの販売となります。
※ 交通事情・天候により時間が変更になる場合があります。なお、津波注意報等が発令された場合は販売を中止することがあります。あらかじめご了承ください。

25日に「にこちゃん号」をご利用の方に、プレゼントもご用意しているそうです♪

課題は見えているのに自分たちだけではサポートできないことが数多くあります。
それでも組織や地域を越え、得意分野で手を取り合える仕組みをつくる役割こそが、
わたしたちブレスーの大きな存在意義である「地域の接着剤」の役割なのだと改めて実感しています。

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