About YAMADA TOWN

海に抱かれる山田町

岩手県山田町は陸中海岸のほぼ中央に位置し、山田湾と船越湾の二つの湾を擁しています。
約263㎢の90%が山林であり、僅か1.2%の宅地に、15,000人にも満たない人々が暮らしています。

About VISION

山田町に住み続けるために

一般社団法人BlessUは、住み続けることが可能となる街づくりを目的とし、生命をもっとも大切にすることを原点に、「社会的孤立」と「経済的困窮」の課題に対しサポートをおこなっています。

ごあいさつ
中居知子
代表理事 中 居 知 子

はじめまして。一般社団法人BlessUの中居と申します。
東日本大震災の3ヶ月前、わたしはシングルマザーになりました。
小学1年と4歳になったばかりの息子を抱え、先の見えない真っ暗なトンネルを手探りで進むなか、追い打ちをかけるように東日本大震災・津波の発災がありました。
ただでさえ全く予想もしていなかった[シングルマザー]の自分と、未曾有の災禍に、前後半年ほどの記憶がすっぽりと抜け落ちているほどです。
災害とは弱いものへ、わざわざ「弱者」のレッテルを貼りに来ます。そして、それを自らで剥がすのは相当な勇気が必要で、同時に大きな傷を伴うのです。その経験から、誰かが自分自身でレッテルを剥がそうと藻掻くとき、その傷口に手を当てる役割になろうと決めていました。

自身が困窮から抜け出すまで10年間もの年月を要し、いま苦悩をしているシングルママのパートナーとなり、ともに歯車をまわしたいと思い、法人を設立しました。
また、ノー学歴ノーキャリアのコンプレックスこそが、スポンジのように何でも吸収できる強みだとポジティブに変換し、たくさんのシングルマザーとともに自己実現が可能な社会を創ろう!と意欲を燃やしています。

そして、「何度転んでも、両手いっぱいに何かを掴んで起き上がらなきゃ損だよ!」と、一緒に笑える、そんなシングルマザーのパートナーになりたいのです。

1984年 岩手県宮古市生まれ

2003年9月 結婚

2004年3月 長男誕生
2006年11月 次男誕生

2010年12月 調停離
小学1年生と4歳の息子と、3人で新生活を始める。建設業経理士として従事するも、時給650円では母子3人の明るい将来が描けず、生活困窮に陥る。

2011年3月 離婚から3か月後の2011年3月 東日本大震災 発災
災害の現場に出向くことが増え、もっと身近で生活をサポートしたいと感じる。また、自分の笑顔が伝染することに気づき、子どもたちに挑戦する姿を見せたくて転職を決心。

2013年4月 国際NGOの現地コーディネーターとして入職
山田町・大槌町において産業復興支援、住民主体のコミュニティ形成等の地域開発支援に従事。イベントの開催、広報活動、2度の写真展を開催するなど、地域資源を活用した地域開発に尽力。

2017年8月 公益財団法人 共生地域創造財団に入職
大槌事業統括として、大槌町より「被災者生活再建支援事業」を受託。
2020年度より、休眠預金等活用事業「2019年台風19号被災者再建伴走支援事業」において、事業統括/経理事務として事業を遂行。主に生活困窮者の自立支援や社会的孤立防止支援に従事。

2022年10月 シングルマザー支援法人設立準備会 発足

2023年2月 一般社団法人BlessU設立

2023年3月 公益財団法人 共生地域創造財団 退所

2023年4月 一般社団法人BlessU (ブレスユー) を設立
高齢者やシングルマザーの仕事づくりを行う。
設立の背景は、自身が困窮から抜け出すまで10年間もの年月を要し、今、苦悩をしているママの歯車を共に回し、パートナーになりたいと思ったことから。また、ノー学歴ノーキャリアのコンプレックスこそが、スポンジのように何でも吸収できる強みだとポジティブに変換し、たくさんのシングルマザーとともに自己実現が可能な社会を創ろう!と意欲を燃やしている。

現在はリタワークス㈱から切り分けられたWEB業務を町のシングルマザーとともに行い、スキルアップの機会創出とサポートを行っている。