MISSION①

災害被災者支援

支援の現地化(ローカライゼーション)を目指して

災害で浮き彫りになったのは、今まで見て見ぬふりをされてきた生活課題を抱える人々です。
津波はヒトやモノ、カネだけではなく人々の隠れ蓑さえも容赦なく洗い流し、多くの課題を顕在化して去っていきました。加速する若者の流出と高齢化、子どもの貧困と教育格差や高齢者の社会的孤立など、見かけばかりの復興は前進するものの、露になった人々の「困難からの復興」は道半ばのまま、時が止まっています。

わたしたちは、災害による人や地域の課題解消に取り組んでいます。「生命をもっとも大切にすることを原点に」を理念とし、制度のすきまからこぼれ落ちた人への伴走支援を行っています。
災害は、自身の浮き彫りになった過去の精算や将来設計ができないまま、目の前に露わになった「いま決断すべき選択」に真正面から向き合うことを強いられます。くわえて強制的な意思決定や環境変化への順応が求められ、高齢者や生活課題を抱える人が乗り越えるには高すぎる壁となります。

わたしたちが現在行っている取り組みは、東日本大震災に続き2019年台風19号で被災された高齢者への伴走支援です。自宅被災からの再建や、もともと抱えている生活課題等のよりパーソナルな支援に加え、地域での社会参画の機会創出などを主に行っています。

MISSION②

ひとり親家庭生活支援

小さな町から 全国のシングルマザーをつなぐプラットフォームへ

シングルマザーになり、ふと先を見ると全く未来へと続く道が見えないと感じていませんか?
わたしも、その絶望を味わったひとりです。
その不安の原因の多くを占めるのは、「低学歴」と「ノーキャリア」であることに対するコンプレックス。
しかし、子育てをしながらキャリアアップを目指すのは、そう容易いことではありません。
「離婚コンプレックス」や「生きづらさ」を感じているみなさんとともに 創り上げていきたい未来は、
決して行政や社会制度に頼り切りの弱いわたしたちではありません。
子どもたちが「ウチの母ちゃん、すげぇ!」と胸を張れるような、強くてたくましい背中を見せられる将来は必ずくるはずです。
こんな小さな町の、ノー学歴ノーキャリアのわたしたちが、全国へ発信できる「独学キャリア最強シングルマザー集団」としてモデルになったら、こんなにおもしろいことなんてありませんよね。

シングルマザーのキャリアアップとは?

ノー学歴ノーキャリアのコンプレックスこそが、
スポンジのように何でも吸収できる強みだと自信を持っています。
シングルマザーのみなさん、共に自己実現が可能な社会を創りましょう!
現在はリタワークス㈱さまより、切り分けられたWEB業務を町のシングルマザーとともに行い、
スキルアップの機会創出とサポートを行っています。

さまざまなシーンに合わせて ひとり親の収入UPを目指しサポートします

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古巣 共生地域創造財団とは?

公益財団法人共生地域創造財団は、2011年3月に東日本大震災の復興支援を目的に、各地で困窮者支援を行うNPO法人ホームレス支援全国ネットワーク、西日本に展開するグリーンコープ共同体、東日本に展開する生活クラブ連合会の3団体により設立。「命をもっとも大切にする」を原点に、支援を必要とする人々の自立に伴走し、7つの理念を掲げ災害で顕在化する人や地域の課題解消に取り組んでいます。

・もっとも小さくされたもの者への偏った支援を小さくかつ継続的に行う
・当事者から聴き、学ぶ姿勢をもつ
・困窮者の課題を経済的困窮と関係的困窮として捉える
・絆の相互性を尊重する
・自尊感情と自己有用感を尊重する
・官民の支援活動・団体と連携を図る
・復興ではなく新たな共生社会の創造を目指す

東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨(愛媛県)、2019年台風19号支援など、国内の自然災害支援を実施してきました。支援活動では現地の支援団体と協働することで、ニーズに応じた継続的な活動を目指し取り組んでいます。災害初期の緊急支援に加え、被災した一次産業の支援・販売応援、被災者並びに在宅被災者の見守りや災害公営住宅における自治会運営などを行政委託にて実施。また就労訓練や福島への保養支援、災害支援を目的とした助成支援事業を実施しています。